深視力とは

運転免許の試験及び更新での視力検査で行なわれることもある深視力とは、遠近感や立体感を正しく把握する能力のことである。中型自動車(旧普通免許から移行した8t限定付を除く)、大型自動車、牽引自動車、第二種運転免許では行うことが義務付けられている。三桿法の奥行き知覚検査機にて、3本の黒く細い棒が並んでおり、その中央の棒が往復的に動いており、それを2.5m離れたところで正面から見たときに、並んだと感じた地点でボタンを押し、その時の誤差が3回測定して平均2センチ以下でないとならない。乱視・弱視など障害のある場合、左右の度数差が大きい場合は難しいが、先天的に神経が鈍い場合は目の異常が無くても困難であり、10人中7~8人は不合格となる非常に難しい検査です。

深視力 とスポーツ

 

左右の視線がずれてしまう斜視や、静止視力が劣っている場合などは深視力が低下します。バッティングなどで目の周りが腫れ上がってしまうと、深視力が低下して距離感がつかみづらくなることがあります。サッカーでは、ロングパスやセンターリングなどで必要とされる能力で、この深視力はサッカー選手にとってとても重要な能力なのです。スタジアムでサッカー観戦するようなアングルであればフリースペースの発見は比較的簡単ですが、ピッチ上にいる選手達の目からは周囲の選手の高さが同じであり、選手間の距離を深視力で測ることによってスペースを探しだせることが重要なのです。